「どうせ都営住宅でしょ」と言われた日。偏見とどう向き合ってきたか
都営住宅に住んでいると話すと、ごくまれに、ちょっとした偏見の視線を感じることがあります。
「生活が大変な人が住むところ」というイメージを、まだ持っている人も一定数いるのだと思います。
今日は、そんな偏見とどう向き合ってきたか、正直な気持ちを書いてみます。
ママ友との会話で、一瞬空気が変わった日
「どこに住んでるの?」という何気ない質問に、都営住宅の名前を答えたとき、相手の表情が一瞬だけ変わったのを感じたことがあります。
はっきり何かを言われたわけではありません。でも、その一瞬の間に、「ああ、何か思うところがあったんだな」と感じてしまいました。
気にしすぎかもしれません。それでも、その日は家に帰ってからもずっとモヤモヤしていました。
「生活が大変な人が住むところ」というイメージ
都営住宅には、所得制限があります。つまり、一定以上の収入がある世帯は申し込むことすらできません。
その事実を知らない人からすると、「都営住宅=生活保護」「都営住宅=生活が苦しい人」というイメージになってしまうのかもしれません。
実際には、育休中や転職直後など、一時的に収入が下がっている世帯も多く利用しています。私たちもその一例です。
正直、隠したくなった時期もあった
偏見を感じた経験が何度か重なると、「もう住んでいる場所をあまり詳しく言わないでおこう」と思うようになった時期がありました。
聞かれても、あいまいに答えてやり過ごす。そんな自分に、少し情けなさも感じていました。
本当は何も悪いことをしていないのに、なぜ隠さなければいけないんだろう、と。
ブログを書き始めて、考え方が変わった
このブログで都営住宅について書くようになってから、少しずつ気持ちが変わっていきました。
「自分が正直に発信することで、同じような偏見で悩んでいる人の助けになるかもしれない」。そう思えるようになったからです。
隠すことより、正しい情報を伝えることの方が、ずっと意味があると今は思っています。
実際に住んでみて感じた「イメージとのギャップ」
実際に住んでみると、イメージと現実のギャップに驚くことばかりでした。
設備は民間賃貸とほとんど変わらず、住民の方々も普通の会社員や子育て世帯がほとんど。特別「大変な人たち」というわけではありません。
知らないことが偏見を生むのだと、身をもって実感しました。
今、同じ悩みを抱える人に伝えたいこと
都営住宅に住んでいることを、恥じる必要はまったくありません。
家計を立て直すための、賢い選択の一つです。偏見を向けてくる人がいたとしても、それはその人の知識不足であって、あなたの価値が下がるわけではありません。
私自身、浮いた家賃のおかげで、将来への備えもできるようになりました。胸を張っていい選択だったと、今は心から思っています。
都営住宅に住んでいることを周りに伝えるべきか、迷う人もいるかもしれません。私は、無理に伝える必要はないと思っています。話したいと思ったタイミングで、話したい相手にだけ話せば十分です。
偏見を向けられたときも、真正面から反論する必要はなくて、「知らないんだな」と受け流すくらいの距離感でちょうどいいと感じています。自分の生活の質が下がるわけではないので、気にしすぎないようにしています。
都営住宅での暮らしについては、こちらの記事も参考にしてください。
- 【体験談】都営住宅の申込〜入居まで完全ガイド|当選したリアルスケジュール|室内写真集
- 都営住宅の抽選になかなか当たらない…倍率を上げる5つのコツと当選までのリアル
- 都営住宅の「あっせん通知」が届いたら?必要書類・内見・入居までの流れを解説【2026年版】
娘が保育園で「お家どこ?」と聞かれて、少し身構えた話
娘が保育園のお友達に「お家どこ?」と聞かれて、何の気負いもなく住んでいる団地の名前を答えていたことがあります。
隣で聞いていた私は、一瞬「大丈夫かな」と身構えてしまいました。子どもにとっては何の意味もない会話なのに、自分の中にある偏見への恐れが顔を出した瞬間でした。
結局何も問題は起きませんでしたが、娘が気にしていないことを、私自身がまだ気にしていたんだなと気づかされました。
ブログで都営住宅について書いたら、まさかの反応が来た話
このブログで都営住宅について正直に書き始めた頃、知らない人から「うちも都営住宅で、同じこと思ってました」というコメントをもらったことがあります。
正直、批判的な反応が来るんじゃないかと身構えていたので、拍子抜けするくらい嬉しい出来事でした。
自分だけが特別に恥ずかしい状況にいるわけじゃないんだと、文字にして発信してみて初めて実感できました。あの一件がなければ、今もまだ、どこかで肩身の狭さを感じていたかもしれません。
偏見と向き合うというより、自分の中にある思い込みと向き合ってきた時間だったのかもしれません。娘が大人になる頃には、こういう気負いすら必要ない世の中になっていたらいいなと思っています。
まとめ
都営住宅に対する偏見は、まだ残っていると感じます。それでも、実態を知れば、ただの思い込みだったと分かるはずです。
同じように悩んでいる方に、「堂々としていていい」と伝えたいです。
