経理の仕事に就いてからも、簿記2級の勉強はずっと「いつかやろう」と後回しにしていました。
重い腰を上げて独学を始めたものの、正直何度も「もう無理かもしれない」と思いました。
今日は、その挫折しかけた日々と、そこからどう立て直したかを書いていきます。

テキストを開いた瞬間、頭が真っ白になった日

仕事と育児の合間を縫って、やっと確保した30分。
意気込んでテキストを開いたのに、工業簿記のページで完全に頭が真っ白になりました。
「原価計算…?標準原価差異…?」専門用語の壁にぶつかり、1ページも進まないまま時間切れ。
せっかく確保した時間が無駄になった気がして、その夜はひとりで落ち込みました。

「向いてないのかも」と思った瞬間

同じ問題を3回解いても間違える。模試の点数が伸びない。
そんな日が続くと、「自分には向いていないのかもしれない」という気持ちがどんどん大きくなっていきました。
特に気分の波がある私は、調子が落ちている時期に限って「もう全部やめたい」という思考に支配されがちです。実際、テキストを1週間以上開かなかった時期もありました。

「完璧に理解する」をやめたら、少し楽になった

流れが変わったきっかけは、「1周目は完璧に理解しなくていい」と割り切ったことでした。
分からない部分があっても、とりあえず最後まで一周する。2周目、3周目で少しずつ理解を深めていく。
この進め方に変えてから、「分からない=自分がダメ」という思考から抜け出せるようになりました。

工業簿記は「捨てる」勇気も必要だった

正直に言うと、工業簿記の一部の論点は、今でも完璧には理解できていません。
それでも、全範囲を100点取る必要はなく、合格点を取れればいい、と割り切ってからは気持ちがかなり楽になりました。
「捨てる論点を決める」というのも、立派な戦略なんだと知れたのは大きな収穫でした。

独学でしんどかったこと3つ

  • 分からないところを誰にも質問できない孤独感
  • モチベーションを自分一人で維持しなければいけないプレッシャー
  • 仕事・育児・勉強の時間配分が常にギリギリだったこと

独学は自分のペースで進められる反面、「孤独との戦い」でもあるとつくづく感じました。
同じように勉強している人のSNS投稿を見て、励まされたり、逆に落ち込んだり。その繰り返しでした。

挫折しかけたときにやった3つのこと

1つ目は、目標を小さく区切ること。「2級合格」ではなく「今日は1単元だけ」に切り替えました。
2つ目は、進捗を記録すること。昨日より少しでも進んでいれば、それでよしとするようにしました。
3つ目は、完全に勉強から離れる日を作ること。毎日やらなきゃというプレッシャーを手放したことで、結果的に継続できるようになりました。

独学で踏ん張るか、誰かに頼るか。今振り返ると、もっと早くからオンライン講座とかに頼っておけばよかったな、と思うことがあります。
自己管理が得意な人は独学でも十分だと思いますが、私みたいに「誰かに質問したい」「強制力がないと続かない」タイプは、一人で抱え込まない方がいいのかもしれません。
モチベーションが落ちた日は、「今日はこれだけ」とハードルを下げて、完全に休む日も作るようにしています。

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模試で平均点以下を取って、電車の中で泣いた日

簿記2級の模試を初めて受けたとき、結果は平均点以下でした。頭では「初回だから当然」と分かっていたのに、帰りの電車でスマホの結果画面を見ながら、涙が止まらなくなりました。
周りに人がいるのに隠しきれなくて、マスクの下でぐちゃぐちゃになりながら、「なんで私だけこんなに時間かかるんだろう」と情けなさでいっぱいでした。
家に帰って夫に結果を話したら、「初回でしょ?これから伸びるとこしかないじゃん」と、あっさり言われました。拍子抜けするくらいシンプルな言葉だったけど、肩の力がふっと抜けたのを覚えています。

近所の貸し自習室で出会った「同じ立場」の人

家だと集中できないので、たまに近所の貸し自習室を利用しています。ある日、隣の席に資格のテキストを広げている人がいて、休憩時間に少しだけ話す機会がありました。
その人も子育てと仕事をしながら資格を取ろうとしている人で、「分かる、分かる」と相槌を打つだけで、不思議と心が軽くなりました。
結局、名前も聞かずに別れたままですが、あの日の「一人じゃないんだな」という感覚は、今でも勉強を続ける小さな支えになっています。

今でも模試の結果が悪いと凹みますが、あの電車の中で泣いた日の自分を思い出すと、「それでも続けてきたんだな」と少し誇らしくなります。簿記は、結果だけでなく、続けた過程そのものが力になる勉強なんだと思います。

まとめ

簿記の独学は、想像していたよりずっと孤独で、ずっと心が揺さぶられるものでした。
それでも、完璧を目指すのをやめたことで、少しずつ前に進めるようになりました。
今、同じように心が折れそうになっている方に、「そのペースのままで大丈夫」と伝えたいです。