都営住宅の自治会、正直しんどいと思った瞬間
都営住宅の記事を書くとき、良いことばかり紹介してきた気がします。
でも正直、自治会については「しんどいな」と思う瞬間が何度もありました。
今日は、あまり書いてこなかった本音を綴ってみます。
入居と同時に、選択の余地なく加入
以前の記事でも触れましたが、都営住宅では入居と同時に自治会への加入がほぼ自動的に決まります。
「入りますか?」と聞かれるわけではなく、気づけば会費の集金方法や当番表を渡されている。
民間賃貸しか経験のなかった私にとって、このシステムは正直かなり戸惑いました。
現金を封筒に入れてポストに入れる、あの緊張感
自治会費は銀行引き落としではなく、現金を封筒に入れて、経理係の部屋のポストに直接投函する形式でした。金額は月1,800〜2,400円ほどで、時期によって多少変わります。
キャッシュレス生活に慣れていた私には、この「現金を用意して、封筒に入れて、顔の分からない誰かの部屋のポストに入れる」という行為自体が、地味にハードルの高い作業でした。
「いつまでに入れないといけないんだっけ」と、毎回カレンダーを気にする小さなストレスが積み重なっていきます。
当番が回ってきたときの気まずさ
草刈りや清掃などの当番が、月に一度のペースで回ってきます。
仕事と育児でギリギリのスケジュールの中、当番の日に予定を合わせるのが地味に大変でした。
どうしても都合がつかず欠席した回もあり、「ちゃんと参加している人たちに申し訳ない」という気まずさを感じたこともあります。
顔を知らない人たちとの「ゆるい強制力」
自治会の集まりに出ても、正直まだ顔と名前が一致しない人がほとんどです。
それでも「参加して当然」という空気感があり、断りづらい雰囲気を感じることがあります。
決して誰かに強く言われたわけではないのに、「やらなきゃ」というプレッシャーだけが積み重なっていく。この「ゆるい強制力」が、一番しんどいポイントかもしれません。
それでも、助けられていることもある
愚痴ばかり書いてしまいましたが、自治会があることで助かっている面も正直あります。
ゴミ出しのルールが整っていたり、防犯の意識が共有されていたり、何かあったときに顔見知りがいる安心感もあります。
「しんどい」と「助かっている」が、同時に存在している。それが私にとっての自治会との付き合い方です。
無理をしすぎないための、私なりの割り切り方
すべての行事に全力で参加するのはやめました。
どうしても無理な日は正直に理由を伝えて休む、できる範囲で協力する。それくらいの距離感でちょうどいいと、今は思えるようになりました。
「完璧な住民」を目指さなくていい。そう思えるようになってから、少し心が軽くなりました。
自治会への加入を断れるのか、入居前の私も気になっていました。住宅や自治会によって違うようですが、基本的には加入が前提になっているケースが多いみたいです。
当番や行事にどうしても参加できないときは、黙って欠席するより、事前に一言理由を伝えるようにしています。それだけで気まずさがだいぶ減ることを、経験から学びました。
都営住宅での暮らしについては、こちらの記事も参考にしてください。
封筒にお金を入れ忘れて、催促のメモが入っていた日
一度、バタバタしていて自治会費を入れ忘れたことがあります。数日後、ポストに「自治会費のお支払いをお願いします」という小さなメモが入っていて、顔から火が出るくらい恥ずかしくなりました。
誰が入れたのか分からないメモだからこそ、変に気まずさが増すんですよね。すぐに封筒を用意して投函しましたが、しばらくは「ちゃんと払ったの、見られてたかな」と気にしてしまいました。
夏祭りの手伝いに呼ばれて、断れなかった話
去年の夏、自治会主催の夏祭りの手伝いを頼まれました。仕事と育児で正直余裕がなかったのですが、「みんな持ち回りだから」という空気に押されて、断れずに引き受けてしまいました。
当日は焼きそばの屋台で2時間立ち通し。疲れましたが、娘が浴衣を着て楽しそうにしている姿を見られたのは、正直悪くない時間でした。
負担に感じる部分はあるけれど、こういう「地域の中の自分」を少し実感できる機会でもあるんだなと、複雑な気持ちになった出来事でした。
自治会のことを振り返ると、しんどかった記憶ばかりが先に出てきますが、封筒を入れ忘れて恥ずかしかった日も、焼きそばの屋台で疲れ果てた夏祭りも、今思えばちょっと笑える思い出になっています。しんどさと愛着は、案外両方同時に持てるものなのかもしれません。
まとめ
都営住宅の自治会は、正直しんどいと感じる瞬間もあります。それでも、無理をしすぎない距離感を見つけることで、付き合い方は変えられると感じています。
完璧を目指さなくていい。そう思える人が、少しでも増えたらいいなと思います。
