転職活動で「もう無理かも」と思った夜のこと
未経験から経理への転職活動。今でこそ笑って話せますが、当時は本当にしんどかったです。
何社も書類で落ち、面接でうまく話せず、自己肯定感がどんどん削られていく感覚。
今日は、その「もう無理かも」と思った夜のことを、正直に書いてみます。
お祈りメールが続いた2週間
書類選考の結果連絡は、だいたい夜に届きます。
「この度は誠に残念ながら…」という文面を、2週間でいったい何通受け取ったか分かりません。
最初の1、2通は「次がある」と思えました。でも5通、6通と続くと、だんだん自分という人間そのものを否定された気持ちになっていきました。
面接で頭が真っ白になった日
ようやく一次面接にこぎつけた会社で、「簿記の知識を実務でどう活かせますか」と聞かれたとき、頭が真っ白になりました。
準備していたはずの回答が、緊張で全部飛んでしまったんです。
しどろもどろになりながら話す自分の声を、他人事のように聞いていました。「ああ、これは落ちたな」と、面接室を出る前から分かりました。
家に帰ってから、子どもの前で泣けなかった話
その日、家に帰ってからも気持ちが沈んだままでした。でも、娘の前では泣けません。
いつも通りご飯を作って、お風呂に入れて、寝かしつける。
娘が寝静まったあと、ひとりでキッチンにしゃがみ込んで、ようやく涙が出ました。「私、本当に経理に向いてるのかな」「この年齢から未経験なんて、やっぱり無謀だったのかな」と、どうしようもない気持ちでいっぱいになった夜でした。
それでも諦めなかった理由
それでも転職活動を続けられたのは、「ここで諦めたら、今までの勉強が全部無駄になる」という気持ちがあったからです。
簿記の勉強に費やした夜、娘を預けて模試を受けに行った土曜日。その積み重ねを、自分で無駄にしたくなかった。
そして何より、「今の自分を変えたい」という気持ちの方が、落ち続けるつらさより少しだけ強かったんだと思います。
転職エージェントに頼ってから変わったこと
ひとりで抱え込みすぎていたことに気づいたのは、転職エージェントに登録してからでした。
キャリアアドバイザーの方に、面接で何がダメだったのかを客観的にフィードバックしてもらえたことで、「人格を否定されているわけじゃない、改善できるポイントがあるだけ」と思えるようになりました。
一人で戦っているつもりだったけど、本当は頼っていい相手がいたんだと、もっと早く気づけばよかったです。
あのとき自分に言ってあげたかった言葉
今、同じようにお祈りメールの通知に心をすり減らしている人がいたら伝えたいことがあります。
落ちた理由は、あなたの人間性のせいじゃないことがほとんどです。タイミングや相性、求める人物像とのズレなど、こちらではコントロールできない要素も大きく関わっています。
一社に落ちたからといって、あなたの価値がなくなるわけではありません。
お祈りメールが続いた時期は、一度転職活動から完全に離れる日を作りました。結果を気にし続けると本当に消耗するので、意識的にオフの日を作ったのは正解だったと思います。
面接が苦手だったので、転職エージェントの模擬面接やフィードバックにもかなり助けられました。自分では気づけないクセを指摘してもらえたのは大きかったです。
経理への転職・キャリアについてはこちらの記事もご覧ください。
内定の電話を、トイレの個室でこっそり受けた話
転職エージェントから「内定が出ました」という電話がかかってきたのは、まさか仕事中でした。
知らない番号からの着信に何となく「もしかして」という予感があり、会議室も空いていなかったので、結局トイレの個室に駆け込んで電話に出ました。
個室の中で「え、本当ですか」と小声で聞き返しながら、嬉しさと安心感で涙が出そうになったのを覚えています。あの狭い個室での数分間は、今でも鮮明に覚えている瞬間です。
支えてくれた夫の、ある日のひと言
お祈りメールが続いていた時期、ある晩、何も言わずにただ隣に座っていた夫が、ぽつりと「別に今の会社にいたって、死ぬわけじゃないしね」と言いました。
一瞬「それって励ましになってるの?」と思いましたが、その言葉のおかげで「別に失敗しても終わりじゃない」と思えるようになった気がします。
励ましの言葉としては正直下手だったと思いますが、あの時の私には、変に気を遣われるより、あのくらい軽い言い方がちょうどよかったのだと思います。
内定の電話を受けたあの日から、もう何年か経ちますが、トイレの個室で震える声で電話に出た感覚は今も忘れません。あの数週間の苦しさがあったからこそ、今の職場での一つ一つの仕事を、前より大事にできている気がします。
まとめ
転職活動は、想像以上にメンタルを削られるものでした。
それでも、ひとりで抱え込まずに頼れる相手を見つけたことで、少しずつ前に進めるようになりました。
今、しんどい時期を過ごしている方の心が、少しでも軽くなりますように。
