こんにちは、ゆきです。
私は東京でフルタイムの正社員として働きながら、障害年金2級 を受給しています。
「え?働いていてももらえるの?」と思われる方も多いかもしれません。
実際、私は軽度の双極性障害があり、毎月 14.7万円 の障害年金を受給しています。
(子どもがいるので子ども加算があり、通常よりも多く受け取れています)
ちなみに、障害者手帳は持っていません。
今日は、私が障害年金を申請して受給できるようになったまでのリアルな経緯と、成功のポイント3つを共有します。
💡結論:働きながらでも障害年金は受給できる
社労士の先生いわく、今のクリニックに通い続ける限り、私の場合は今後も受給できる可能性が高いとのこと。
ただし「普通に申請しても通らないケースが多い」そうです。
では、どうすればよいのか?
ここからは、私の実体験をもとにまとめます。
🩺1. 初診日の時点で加入していた保険がすべてを決める
障害年金の受給条件の中で、**最も重要なのは「初診日においてどの保険に加入していたか」**です。
- 国民健康保険(国保)の場合 → 障害基礎年金のみ(2級以上)
- 会社員の健康保険(健保)の場合 → 障害基礎年金+障害厚生年金(最大3級まで)
つまり、健保に入っていた人は2階建てでもらえる可能性があります。
私の場合、初診日は3年前。そのときは会社員として健康保険に加入していたため、
今は「障害基礎年金+障害厚生年金」のダブルで受給できています。
🕒2. 審査のスケジュール(私の場合)
- 7月1日:社労士が書類を作成し、医師に診断書作成を依頼
- 7月7日:医師が診断書を完成
- 同日7月7日:年金事務所に提出
- 9月15日頃:自宅に年金証書が届く
つまり、純粋な年金事務所での審査期間は約1か月半でした。
書類準備を含めても、全体で2〜3か月ほどの流れでした。
🌧3. 発症から申請までのリアルストーリー
私が障害年金の存在を知ったのは、双極性障害の症状が悪化していた妊娠後期のころでした。
当時、夫へのDVが悪化しており、自分でもコントロールが効かなくなっていました。
「もう夫を傷つけたくない。DVする自分も嫌だし、いっそ離婚したい。」
そう思いながらも、お腹の中には子どもがいて、夫の収入も途絶え、
「娘を抱えてどうやって生活していけばいいんだろう」と毎日不安でした。
そんなとき、出身大学の図書館のパソコンで一人で静かに検索していたときに出会ったのが「障害年金」という制度でした。
📞4. 社労士との出会いとアドバイス
ネットで見つけた社労士の先生に連絡をとり、状況を話したところ、
「働きながらだと難しいから、一度休職して申請してみては?」と提案されました。
私は「休職って、産休でもいいですか?」と質問したところ、
先生から「申請書には理由を書く欄がないので、“就労中 or 休職中”の2択。産休でもOKですよ」と教えてもらいました。
その言葉に背中を押され、産休・育休中の自然な休職期間を利用して申請。
結果、無事に受給が決定しました。
🩺5. 診断書は「生活の支障」を具体的に書いてもらう
診断書の内容は、審査結果を大きく左右します。
私は社労士と提携している精神科医に依頼し、社労士が私の生活状況(家事や育児の困難、感情の起伏など)を詳細に伝え、
それを踏まえて医師が**「日常生活に著しい支障あり」**と診断書を作成してくれました。
🧑⚖️6. 医師と社労士選びがすべてを決める
最も大事なのは、障害年金に理解のある医師と、経験豊富な社労士を選ぶことです。
私が依頼したのは、元・年金事務所職員が在籍している社労士事務所でした。
審査の内部事情を熟知していて、診断書の表現や提出タイミングまで丁寧にサポートしてくれました。
💌7. 申請後のことと職場のこと
ちなみに、職場には障害年金のことは一切伝えていません。
会社の人事にも、受給の情報が伝わることはありません。
(年金機構から会社に連絡が行くこともありません。)
だから、安心して申請して大丈夫です。
もちろん、不正受給は絶対にいけませんが、
私の場合は実際に産休・育休中に症状が重く、生活にも強い支障が出ていたので、正当な申請でした。
📄障害年金の申請に必要な書類
実際の申請では、以下の書類が必要になります👇
- 年金請求書(障害給付用)
- 診断書(精神の障害用:様式120号の4)
- 病歴・就労状況等申立書
- 受診状況等証明書(初診証明)
- 本人確認書類(マイナンバーカード・免許証など)
- 年金手帳または基礎年金番号通知書
- 振込口座の通帳コピー
- (必要に応じて)代理申請の委任状、障害者手帳の写しなど
提出先は、お住まいの地域の年金事務所または市区町村役場です。
✅申請チェックリスト(まとめ)
タイミング・状況
☑ 申請時に休職中であること(就労中よりも審査が通りやすい)
☑ 傷病手当金や他の給付との兼ね合いを確認
診断書関連
☑ 主治医に生活の具体的な支障を正直に伝える
☑ 家事・育児・仕事でできないことを明確に
☑ 社労士と医師の連携を確認
医師・社労士選び
☑ 障害年金に理解のある医師
☑ 実績豊富な社労士(できれば元年金事務所職員)
☑ 面談で信頼できるかどうか確認
書類準備
☑ 初診日の証明(カルテ・紹介状)を取得
☑ 年金加入記録に不備がないか確認
☑ 必要書類一式をそろえた
🎯まとめ:準備と理解ある専門家で人生が変わる
- 働きながらでも障害年金は受給できる
- 初診日の保険区分が最重要(健保なら2階建て)
- 「診断書」「休職のタイミング」「社労士と医師選び」がカギ
私は妊娠中に精神的に限界を迎え、休職中に申請しました。
あのとき勇気を出して行動していなければ、今の生活の安定もなかったと思います。
障害年金の申請は一人では難しいですが、
信頼できる社労士・医師・そして自分自身を信じることが、最初の一歩です。