こんにちは、節約オタクのゆきです。
ここ数年で一気に普及した「サブスクリプションサービス(サブスク)」。動画や音楽、クラウド、家計簿アプリなど、あらゆるジャンルで導入され、私たちの生活を便利にしてくれました。
ですが一方で、気をつけないと「サブスク貧乏」になってしまいます。サブスクは小さな金額でも積み重なると大きな固定費になり、資産形成の妨げになるのです。
今日は、私自身の体験を交えながら、不要なサブスクを解約すべき理由と、サブスク管理のポイントを紹介します。
サブスクとは何か?
サブスクとは、月額や年額などの定額料金を支払い、その期間中サービスを利用できる仕組みのことです。
代表的な例としては、
- Netflix(動画配信)
- Amazonプライム(配送・音楽・動画など)
- Spotify(音楽配信)
といったものが有名です。
最近では電子書籍や漫画、ゲーム、ファッション、食品、車にまで広がっており、「なんでもサブスクで揃う時代」になっています。市場規模も年々拡大しており、私たちの暮らしに定着しつつあるサービスと言えるでしょう。
サブスクが危険な理由
サブスクが家計にとって厄介なのは「自動で引き落とされる固定費」だからです。
- クレジットカードや口座引き落としにより、支払いの痛みを感じにくい
- 使っていないのに契約だけ残り、お金を吸われ続ける
- 小さな額でも積み重なると、年間数万円の出費
例えば月1,000円のサブスク。たいしたことないと思っても、1年で12,000円。5年で60,000円です。
しかも、月1,000円の固定費を支払うには「約30万円の金融資産を運用して得られる配当(年利4%換算)」が必要だと考えると、その重さがわかります。
私が解約したサブスク
私も以前は便利さに惹かれて、複数のサブスクを契約していました。しかし、「本当に必要か?」と自問自答し、次の2つは解約しました。
1. 楽天家計簿
家計簿アプリはすでにZaimとMoney Forward MEを使っており、機能が重複。データ管理が二重化して逆に混乱するので、不要と判断して解約しました。
2. Apple Music
通勤や作業中に音楽を聴くために契約していましたが、Amazonプライム会員ならAmazon Musicが無料で利用できます。主要な楽曲は十分にカバーされていたため、Apple Musicは解約。
→ このように「他サービスで代替できる」ものや「同ジャンルの重複契約」は、思い切って整理することが重要です。
現在利用しているサブスク(厳選済み)
不要なものを整理した結果、今残しているのは次の5つです。
- Amazonプライム(年会費5,900円 / 月換算492円)
- Apple iCloud+(2TB)(月額1,300円)
- Google Drive(100GB)(月額250円)
- Zaimプレミアム(月額480円)
- Money Forward MEプレミアム(月額590円)
合計で月額3,112円、年間37,344円。
どれも利用頻度が高く、今の生活や資産管理に直結しているため「残す価値あり」と判断しました。
サブスク管理の3つのポイント
① 抜け漏れなく一覧化する
サブスクは自動引き落としのため、意識しないと「何にいくら払っているか」を忘れがちです。契約しているサービスは必ず一覧表にまとめましょう。
一覧化する際は:
- 契約形態(月額・年額)
- 金額
- 契約開始日
- 更新日
を記録しておくと、解約タイミングを逃さずに済みます。
② 新しく入れるなら、何かを抜く
サブスクは放っておくと増える一方。人間の時間もお金も有限なので、何でも契約していては持て余します。
たとえばNetflixを見ている時間はAmazonプライムビデオを見られません。新聞を読んでいる間は雑誌を読む時間がなくなります。
同じジャンルだけでなく、生活全体の時間配分を考えたときに「これ以上増やすなら、代わりに何かを解約する」というルールを設けると、契約が膨らみ過ぎるのを防げます。
③ 価値判断は「投資額」で考える
月額1,000円は「安いからいいか」と思いがちですが、資産運用に置き換えると見え方が変わります。
- 年間12,000円の出費
- 年利4%で賄うには300,000円の資産が必要
つまり、そのサブスクを続けるということは「30万円の資産を用意して初めて維持できる出費」だと考えるべきなのです。
この視点を持つと、契約の重みが実感でき、安易なサブスク契約を避けられます。
サブスクを見直すと未来が変わる
私の場合、Apple Musicと楽天家計簿を解約したことで、月1,580円(年間18,960円)の固定費削減になりました。
このお金をもし投資に回したらどうなるでしょう?
- 毎月1,580円を年利5%で20年積み立て → 約62万円に成長
たった2つの解約が、将来的には60万円超の資産差につながるのです。
まとめ:不要なサブスクを「資産」に変えよう
今日のポイントを整理します。
- サブスクは自動引き落としの固定費。気づかないうちに家計を圧迫する
- 私は楽天家計簿とApple Musicを解約し、本当に必要なものだけ残した
- 管理のコツは「一覧化」「入れたら抜く」「投資額で考える」
- 小さな固定費削減でも、長期的には大きな資産形成につながる
サブスクは便利ですが、使っていないものや重複しているものは「ただのお金の垂れ流し」です。解約したお金を投資や貯金に回せば、未来の自分の資産になります。
家計改善の第一歩は「固定費の見直し」。
その中でもサブスクの整理は、誰でも今日から始められる簡単で効果的な方法です。
ぜひ一度、自分のサブスク一覧を作り、「本当に必要か?」を問い直してみてください。