- 💡この記事でわかること
- はじめに:経理転職は「資格×実務のかけ算」
- 第1章 経理転職のリアル:25歳・専業主婦からの再スタート
- 第2章 未経験でも採用される?実際の仕事内容とギャップ
- 第3章 資格のリアル:FPと簿記、どっちが役立つ?
- 第4章 資格より大事なスキル
- 第5章 外資系経理のリアル
- 第6章 転職活動で意識したこと
- 第7章 未経験でも困らなかった理由
- 第8章 採用担当が重視するのは「年齢」と「姿勢」
- 第9章 次のステップは「USCPA×TOEIC800」
- 第10章 20代経理転職の資格ロードマップ
- 第11章 資格より大切なこと
- まとめ|20代経理転職は「簿記2級+行動力」で十分!
- ✏️ 最後に
- ✅ 経理転職を考えている人へ:今日からできる3ステップ
💡この記事でわかること
- 経理未経験の20代が、資格だけで採用されるのか?
- FP・簿記など資格のリアルな「使える・使えない」事情
- 採用担当が見ている“資格以外のポイント”
- 外資系・中小企業での求められるスキルの違い
- 経理に転職して感じた「意外な現実」とは?
- 20代で経理キャリアを作るための資格戦略ロードマップ
はじめに:経理転職は「資格×実務のかけ算」
「20代で経理に転職したいけど、やっぱり簿記がないと無理かな?」
「FPとかMOSって意味ある?」
そんな不安を抱える人は多いと思います。
でも実は、資格が全てではありません。
私は25歳で専業主婦から経理に転職しました。
現在は小規模な外資系企業で経理担当として働いています。
経理未経験でも採用された理由、そして実際に働いてみて「資格がどう役立ったのか」を、リアルにお伝えします。
第1章 経理転職のリアル:25歳・専業主婦からの再スタート
私が経理に転職したのは25歳のとき。
それまでは専業主婦で、前職は会計事務所の職員でした。
転職のきっかけはシンプルです。
「私はこれができます」と言える“キャリアの軸”を作りたかった。
子育てやライフイベントがあっても続けられるスキルを身につけたい。
その答えが「経理」でした。
第2章 未経験でも採用される?実際の仕事内容とギャップ
💼 経理の主な業務
今の会社では、次のような仕事を担当しています。
- 仕訳入力・月次決算
- 海外送金・振込
- 立替経費の処理
- 株主総会議事録の作成
- プライバシーマーク関連業務 など
想像より「地味でコツコツ」です。
⏰ 意外だったのは“暇すぎる”現実
転職前は「経理って残業多そう…」と思っていましたが、実際は真逆でした。
業務量が少なく、残業はほぼゼロ。
むしろ“いかに自分で仕事を見つけるか”の方が大変です。
このあたりは会社の規模によってかなり違います。
小規模企業では「暇」なことが多く、上場企業では「激務」になりがち。
どちらが自分に合うか、転職前に考えておくのがおすすめです。
第3章 資格のリアル:FPと簿記、どっちが役立つ?
🎓 私が持っている資格
- FP2級
- 簿記2級
どちらも経理転職には相性が良い資格です。
ただ、実際に使う頻度は大きく違います。
✅ 簿記2級の使いどころ
freee会計などのクラウド会計ソフトを使うと、
簿記の知識があるとスムーズに仕訳を入力できます。
「この科目は借方?貸方?」という基本が理解できているだけで、
経理初心者として大きなアドバンテージになります。
ただし、実務では簿記3級レベルで十分なことも多いです。
特に小規模企業では「2級の内容までは使わない」ケースがほとんど。
私自身も、2級の知識は忘れてしまいました(笑)
💡FP2級は“社内提案力”で活きる
経理業務そのものではFPの知識を使う場面は少ないですが、
社会保険や税金の仕組みを理解していると、
「給与設計や税金の相談」ができるようになります。
「この支給方法にすると税金が下がりますよ」
「社会保険料の計算はこうなります」
上司にこうした提案ができるのはFPの強み。
“数字の裏側”を理解できる人材として信頼されます。
第4章 資格より大事なスキル
経理という仕事は、数字だけを扱うように見えて、
実はコミュニケーションの仕事でもあります。
上司や他部署が何を知りたいのか、
何を求めて経理に相談しているのかを察知する力。
これがとても大事です。
「この資料にどんな情報を載せれば、相手がすぐ理解できるか?」
相手の意図を読み取って行動する力は、
簿記よりもずっと役に立つスキルです。
第5章 外資系経理のリアル
私の勤務先は中国系の外資ですが、業務はほぼ日本語。
英語や中国語を使う機会はほとんどありません。
募集要項に「語学力必須」と書かれていない限り、
外資でも語学力は“あれば良い”レベルで問題ありません。
freee会計を使用しており、マニュアルも充実しているので、
未経験でも十分対応可能です。
第6章 転職活動で意識したこと
🔍 利用した転職サービス
- リクルートエージェント(面談のみ)
- Indeed(実際の応募はこちらから)
私はエージェント経由ではなく、
自分で求人を探して応募しました。
応募から内定までは驚くほどスピーディー。
なんと応募から2日で1次面接、翌日には最終面接でした。
🗣 面接で印象に残ったこと
外資系企業だったため、
突然「中国語で自己紹介をしてください」と言われて驚きました。
しかしそれ以外は一般的な質問ばかりで、
むしろ人柄や年齢のバランスを重視されていた印象です。
第7章 未経験でも困らなかった理由
「未経験だと苦労する?」と聞かれますが、
正直、あまり苦労しませんでした。
理由は簡単。
freee会計などのクラウドソフトが非常に優秀だからです。
仕訳も自動で候補が出ますし、
ネットで調べればすぐ答えが出ます。
昔のように“簿記1級レベルの知識がないとできない”時代ではありません。
ツールが進化した今は、誰でも始めやすい職種です。
第8章 採用担当が重視するのは「年齢」と「姿勢」
面接官に聞いた話では、
重視していたのは「年齢」と「受け答えの丁寧さ」でした。
資格や経験よりも、
素直に学ぶ姿勢やコミュニケーション力が評価されることも多いです。
20代というだけで「伸びしろがある」と見てもらえることもあります。
だからこそ、「未経験だから無理」と諦めるのはもったいないです。
第9章 次のステップは「USCPA×TOEIC800」
私は今後、USCPA(米国公認会計士)の取得を目指しています。
そのために、まずはTOEIC800点を目標にしています。
理由は、
「外資系大手に転職してキャリアアップしたい」
から。
今の会社は小規模で、毎日同じ業務の繰り返し。
スキルアップの機会も限られています。
将来を考えたときに、
「英語+会計+国際資格」は確実に武器になります。
FP→簿記→TOEIC→USCPAというステップは、
経理キャリアを積みたい20代には最強のルートです。
第10章 20代経理転職の資格ロードマップ
| 年齢 | 目標資格 | ポイント | 目的 |
|---|---|---|---|
| 〜23歳 | 簿記3級 | 経理の基礎を理解 | まずは会計に触れる |
| 24〜26歳 | 簿記2級+FP2級 | 転職・実務の即戦力 | 税金・社保も理解 |
| 27〜29歳 | TOEIC800+USCPA勉強開始 | 外資・上場企業へ | キャリアアップ |
第11章 資格より大切なこと
「資格を取ったのに転職できない」
という相談をよく受けます。
でも、それは資格が悪いのではなく、
“資格だけ”に頼ってしまっているからです。
経理は資格よりも「考える力」が大事。
受け身ではなく、
自分で考え、動き、提案する。
そういう人が、結局はどの会社でも評価されます。
まとめ|20代経理転職は「簿記2級+行動力」で十分!
経理転職に必要な資格を一言で言えば、
「簿記2級だけは取っておこう」です。
FPがあればさらに良し。
TOEICは「外資やキャリアアップを狙う人」にとって最強の補強資格です。
でも一番大事なのは、
毎日少しずつ勉強を続けることと、
主体的に考えて行動すること。
これができれば、
資格の有無に関係なく、経理として評価される人材になれます。
✏️ 最後に
この記事を読んで、
「経理に挑戦してみようかな」と思ってもらえたなら嬉しいです。
私も最初は専業主婦からの再スタートでした。
でも資格を取って、一歩踏み出したことで、
今では「経理として働く私」という軸を持てるようになりました。
経理の世界は、地味だけど奥が深い。
そして、誰にでもチャンスがあります。
✅ 経理転職を考えている人へ:今日からできる3ステップ
- 簿記3級のテキストを開く(まずは1ページ)
- 求人サイトで「経理 未経験」を検索してみる
- TOEICの勉強を1日10分から始めてみる
最初の1歩が、一番大事です。
あなたのキャリアの軸は、今日から作れます。
