雑記

奨学金を毎月返済していて思うこと。26歳のリアル体験談

こんにちは、ゆきです。

今日は、私が今まさに返済中の「奨学金」について、正直な気持ちを書いてみたいと思います。

私は大学時代、県外の学校に通っていて、自宅から通学するのは物理的に不可能でした。そのため、仕送りに加えて家賃や生活費も必要になり、奨学金を借りることを選びました。借りた金額は総額300万円(無利子)。すでに40万円ほど返済し、残りは約260万円あります。

これから約20年間、コツコツ返していく予定です。この記事では、実際に毎月返済していて感じていること、良かった点や大変な点、そしてこれから奨学金をどう考えていくかをお伝えします。


1. 毎月22,000円の返済

私が返済しているのは、毎月22,000円

これを聞いて「大変そう」と思う方もいるかもしれません。確かに、学生の頃の私にとっては22,000円は大きなお金でした。でも、社会人になった今、そして実際に奨学金を返しながら生活している今の感覚としては「借りてよかった」と心から思っています。

なぜなら、この奨学金があったから大学に進学でき、今の仕事に就けているからです。

私は現在26歳、完全在宅で月収は約32万円。もし高卒で就職していたら、この仕事には就けなかったでしょう。そもそも求人条件に「大卒以上」と明記されていたからです。

つまり、奨学金は「借金」ではあるけれど、未来への自己投資だったのだと実感しています。毎月22,000円は負担ではなく、「あのときの決断のおかげで今がある」というリターンを得られているように感じます。


2. 返済の現実

とはいえ、返済は一日二日で終わるものではありません。

返済期間は20年間。私は42歳まで返済を続ける予定です。正直、気の遠くなるような年数です。

もちろん繰上げ返済も可能なのですが、現時点では貯金がまだ心もとないため、余裕ができたら考えようと思っています。いつか現金がしっかり貯まったら、一括でスッキリ返済してしまいたい。その日を楽しみにしつつ、今は「計画通り淡々と返す」スタンスでいます。

奨学金があるからといって生活が極端に苦しくなるわけではありません。でもやっぱり、「借金がある」という事実が心に影を落とす瞬間はあります。特に、ライフイベントを迎えるときに「あ、まだ260万残ってるんだよな」と意識することがあります。


3. 奨学金を借りて良かった点

改めて、奨学金を借りて良かったと思う理由を挙げてみます。

  • 無利子で借りられたこと
     もし民間の教育ローンを利用していたら利息が大きくのしかかっていたはずです。でも、無利子奨学金だったので、純粋に300万円だけを返せばよい。これは大きな安心感でした。
  • 大学に行けたから今の自分がある
     仕事の幅が広がり、在宅ワークで安定した収入を得られているのは、奨学金を借りて進学したからこそ。もし進学していなかったら、今のライフスタイルはなかったと思います。
  • 必要最低限だけを借りたこと
     無駄に借りすぎなかったのは良かった点です。生活費が大変だからといって余分に借りすぎてしまうと、返済のときに「どうしてこんなに…」と後悔していたかもしれません。

奨学金は「人生のスタートダッシュのための資金」だと割り切れば、すごく価値のある制度だと私は思います。


4. つらいと感じる点

奨学金を借りたことに大きな後悔はありません。ただ、正直に言うと「つらいな」と思う瞬間もあります。

それはやっぱり、「260万円の借金を抱えている」という事実です。

毎月の返済額は大きすぎないし、無利子なので急いで返さなくても大丈夫。それでも心のどこかで「借金持ち」という自覚があります。これが金利10%のローンだったら全力で繰上げ返済していたと思いますが、無利子だからこそ“ゆるく返済を続けてしまう”のも悩ましいところです。


5. 親への気持ちと、これからの子どもへの思い

奨学金を借りた経験があるからこそ、「自分の子どもにはなるべく奨学金を背負わせたくない」と思っています。

私の場合、借りるときには「親が半分返してあげる」と言っていました。でも実際は1円も返してもらっていません(笑)。もちろん恨んではいません。むしろ、親よりも今の自分の方が経済的に余裕があるので「まあいいか」と思えます。

ただやっぱり、自分の子どもにはなるべく負担をかけたくない。学費を準備してあげられる親でいたい。そのためにも、NISAやiDeCoを活用して少しずつ教育資金を積み立てているところです。


6. 奨学金に悩んでいる人へ

最後に、もしこれから奨学金を借りようか迷っている方、あるいは「子どもに奨学金を背負わせていいのか」と悩んでいる親御さんへ。

私は奨学金を借りて進学しましたが、親を恨んでいません。むしろ「自分で学費を工面した」という事実は、私の中で大きな自信になっています。

奨学金はたしかに借金ですが、未来の自分への投資でもあります。もしそれを有効に活かせるなら、決して悪い選択肢ではありません。


まとめ

毎月22,000円、20年かけて返済していく奨学金。数字だけ見ると長くて重く感じるかもしれませんが、私にとっては「借りてよかった」と心から言える経験です。

確かに、260万円の借金が残っているという現実はあります。でもそれ以上に、奨学金のおかげで大学に行き、今の生活を手に入れられたことはかけがえのないものです。

これからもコツコツ返しながら、同時に未来の子どものための教育資金を準備していきたいと思います。

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